ご両親のお住まいになる「離れ」を敷地の一角に建てられました。
最近、2世帯住宅がまた見直されているのはご存知でしょうか?
今風な2世帯はつかず離れず、お互いに助け合いながらも、それぞれの世帯のリズムが
守られる住まいです。その意味で、こちらは理想的な住まわれ方かもしれません。
食事やお風呂はだいたい母屋ということで、水回り等は最小限の設備にとどめました。
そのかわり、建物の断熱性能を上げたり、床暖房を備えるなどして、ご高齢のご両親が
快適に過ごせる住まいになっています。
また、屋根には太陽光発電パネルも設置され、オール電化との組み合わせで、
省エネにも十分配慮されています。
「次世代省エネルギー基準」を充たす、より高性能な断熱材が入っています。
発電量5kw、昼間の電気の使用具合にもよりますが、年間20万円前後の売電収入を
もたらしてくれる予定です。
左から床暖のスイッチ、エコキュート(給湯)のスイッチ、太陽光発電のモニターです。
その他に照明やエアコン、最近の家はリモコン類がいっぱいです。
玄関まわりです。入ってきたご両親の気持ちがなごまれるよう、木をいかした和風で
まとめました。廊下にそって手摺も配置済みです。
寝室となる和室です。何と言っても一番落ち着く部屋です。
和室から出られるデッキです。右手に見えるバーは、布団干し用にもうけました。
今では、新築の場合6~7割の方が屋根にソーラーをのせられるそうです。
こちらのお宅もその一軒ですが、本当に家づくりがどんどん変わっていきます。
ここ数年は、「ゼロエネ住宅」とか「スマートハウス」とか、どちらかというと設備や機能の
ことに皆の関心が集まりがちです。
でも、住まわれる方にとって何が一番大切か。それを実現することが家づくりの基本である
ことを肝に銘じてやっていきたいと思います。