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2010年11月12日

「かしこい子が育つ家」と向き合ってみる

 白い紙と色えんぴつを渡されて、「何でも好きなもの描いていいよ。」って言われるの結構困りません?

 住宅会社にこれを当てはめると、「空いている土地があるから、好きな家を建てていいよ。」になるわけです。で、今まさにそんな状況です。
 場所は沼津市下香貫の某一角。スーパーやホームセンター、幼稚園、小学校、病院、スィーツの店、イタリアンレストランにも近く、しかも南面道路の角地。ある方から紹介を受け、出かけて行って見た瞬間「いやぁ、ここならいい家が建てられるね!!」で、即決して購入した土地。

「かしこい子が育つ家」と向き合ってみる


 忙しくてしばらくそのままになっていましたが、ここに展示場にもなる家を建ててみようかということになり、冒頭のくだりにつながるわけです。
 さて、どんな家にしようか?ということでいろいろ相談した結果、せっかく便利な所だし、明るい雰囲気の場所だから、子育てする家族が楽しく生活できるようなイメージの家を考えよう!ということになりました。「子育て」というと、最近よく耳にするのが、「頭のよい子が育つ家」とか、「賢い子が育つ家」などという切り口。テレビや雑誌でも盛んに取り上げられました。

「かしこい子が育つ家」と向き合ってみる


 確かに、長い間我々日本人は「子供部屋」とか「書斎」などに代表される「個人を楽しむ部屋」にあこがれをもってきましたが、最近になって「家族で楽しむ」とか、「家族みんながよりよく生きられる」という視点が重要視されるようになってきました。その表れの一つが「かしこい子が育つ家」のような気がします。

 勉強に集中できる子供部屋を与えることが大事だとしていた(確かにある年頃からはそれもいえると思いますが)考え方から、親子、兄弟のコミュニケーションを大事にする、そして円滑なコミュニケ―ションのなかで、親も楽しみ、子も育つ、という考えが一般的になりつつあるように思います。

 「かしこい子が育つ家」を単に受験に勝ちぬくための教育手段の一つとしてとらえるのではなく、よりよい家族の生き方を実現してくれるものとして考えてみたいと思います。ということで、前置きが長くなりましたが、ここを出発点にして白いキャンバスの家づくりを始めようと思います。

 確かに「家は家族によって造られる」のですが、「家によって家族は創られる」というのも、またあることですから。

(次回に続く…)





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