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2010年11月27日
これまで建てたお家:長泉町 F邸

元気いっぱいのお子様たちがいらっしゃるF様ご一家。その中での住まいづくりは、本当に大変だったと思いますが、その分私たちも1回1回が短い打ち合わせの中で、出来るだけ意図されていらっしゃることをくみ取るように努めました。さて、建物の外壁ですが、断熱性のよいALCが使われています。塗装の段階で、レンガ模様の目地の色が変えてあるため、質感がぐっとあがりました。






パソコンコーナーや書斎コーナー、本棚などのご希望がたくさんおありでした。間取りの制約等もあるなか、それぞれ各部屋にあったものが出来上がりました。



収納もできるだけご希望にそって作りました。左の写真は玄関横の階段下スペースを利用したお出かけ衣類用クローゼットですが、奥半分は外から利用出来る物置(中央写真)になっています。右の写真のクローゼットは布団の収納場所が欲しいというご要望をふまえ、布団収納スペースが設けられています。

居間の壁の一番広い部分には、調湿・脱臭を行う機能性タイルが貼られています。大画面テレビの背景にもなる場所でもあり、テレビまわりを豪華な雰囲気にしてくれます。ちなみに洗面・脱衣場にも柄違いの同タイルが貼られ、湿気防止に一役買っています。

2010年11月27日
プロジェクト名:「2011 柿原の家」の種を蒔く
「かしこい子の育つ家」は、建設地にちなんで「2011 柿原の家」と名付けられました。工事着工はもうしばらく先になりそうですが、間取りと配置が決まったので、さっそく吉日を選んで地祭りを行いました。

さすが社長が晴れ男と言われるだけあって、当日はあたたかい日差しのもと本当に気持ちのいい日になりました。おうちによっては最近行わないこともある地祭りですが、行えばやはり気持ちも引き締まるというもの、家づくりの種蒔きはここから始まります。
お酒にお米、五穀、海の幸、山の幸、そして赤いお魚としてこの日は近所の魚屋さんに仕入れてもらった金目鯛などをお供えし、まだ見ぬご家族がここから幸せな生活をスタートすることができるよう皆でご祈願しました。
ここに建設する「柿原の家」は高砂建設の展示場として皆さんにご覧いただくとともに、その後には分譲住宅として、ご希望の方にお譲りする予定でいます。
さて、地祭り当日に発見したことがひとつ!
沼津だから当たり前と言えば当たり前ですが、ここから雄大な富士山を眺められたんです!

これまで、案外曇りの日に写真を撮っていたのでまったく気づかなかったのですが、大いに得した気分です。将来、この富士山を仰ぐ眺めが、住まわれるご家族にたくさんの元気を与えてくれることでしょう。

さすが社長が晴れ男と言われるだけあって、当日はあたたかい日差しのもと本当に気持ちのいい日になりました。おうちによっては最近行わないこともある地祭りですが、行えばやはり気持ちも引き締まるというもの、家づくりの種蒔きはここから始まります。
お酒にお米、五穀、海の幸、山の幸、そして赤いお魚としてこの日は近所の魚屋さんに仕入れてもらった金目鯛などをお供えし、まだ見ぬご家族がここから幸せな生活をスタートすることができるよう皆でご祈願しました。
ここに建設する「柿原の家」は高砂建設の展示場として皆さんにご覧いただくとともに、その後には分譲住宅として、ご希望の方にお譲りする予定でいます。
さて、地祭り当日に発見したことがひとつ!
沼津だから当たり前と言えば当たり前ですが、ここから雄大な富士山を眺められたんです!

これまで、案外曇りの日に写真を撮っていたのでまったく気づかなかったのですが、大いに得した気分です。将来、この富士山を仰ぐ眺めが、住まわれるご家族にたくさんの元気を与えてくれることでしょう。
2010年11月19日
高砂建設風「かしこい子が育つ家」
さて、前回の続きですが「かしこい子が育つ家」を具体的なイメージにしてみたいと思います。
ただ、「かしこい子」と言っても、今や学力だけをとりあげる時代ではなくなってきていることは確かです。大学でもAO入試のように、これまでの一般的な学力試験ではなく、個性や適性を多面的に評価する方法で人材を集めようとするところが増えてきたり、就職においても、企業が一番重視しているのはコミュニケーション能力だと言われています。
結局、学力ももちろん大事ですが、子供たちが日々の生活の中で興味や関心をもったことを追求したり、周りの人とコミュニケーションをたっぷり取りながら成長していくことが、結果的にかしこい子を育てることにつながるような気がします。そして、このことって子供だけでなく、家族みんなが楽しく暮らせるっていうことですね。
そこで、少し整理して
①家族のコミュニケーションがたっぷりとれる
②子供の成長に応じた住環境がととのえられる
③家事が効率的に行えたり、収納が十分あって生活がしやすい
この3点の実現をとおして、高砂建築風「かしこい子が育つ家」をつくることにしました。
その結果出来上がったのが下の図面です。
(ちなみに「若いご夫婦+小学校入学前のお子さんが1~2人」という家族構成を元にしています。)

まずは1階ですが、
・玄関を入ると右手には「土間収納」が設けられています。
ベビーカーや子供の遊び道具、ゴルフバッグ等趣味の道具など気兼ねなく置いておくことが
できます。
・ホールの扉を開けると20帖の「LDK」が広がります。
ここは吹き抜けになっていて、プライバシーを大事にしたい寝室以外、各部屋とコミュニケ
ーションがとれるようになっています。また、リビングの延長として楽しめる広々ウッドデ
ッキが窓の外にひろがっています。
・「キッチン」は食育の場として家族みんなが自由にお料理に参加できるよう、アイランド型
にレイアウトしました。
また、家事をする親とコミュニケーションをとりながら子供たちも楽しく勉強できるよう、
ダイニングの一角を工夫してあります。
・「洗面所・浴室」は家事動線の効率がいいように、キッチンの真横に配置しました。
・「和室」もお子さんが小さいうちは家族みんなで寝られるよう6帖の広さをとりました。

つづいて、オープンな階段をのぼって2階へ上がると、
・そこは「多目的スペース」、子供たちの遊び場としてもいいし、本棚をおいて読書コーナー
にしてもいいし、趣味の宝物を展示するスペースにも…、使い方は無限大です。
・「子供部屋」としても使える洋室をとりあえず1室もうけました。
ただ、部屋の中にいても家族と楽しくコミュニケーションがとれるよう、室内窓をつけてみ
ました。
・先ほどとりあえず1室としたのは、「吹き抜け」に床を張れば、いつでも部屋を増やせるよ
うにしてあるからです。
受験勉強などで、どうしても独立した部屋が欲しいとなったら、それに応じた間取りを簡単
につくれるよう構造的にも工夫されています。
・「寝室」にはウォークインクローゼットや布団もしまえる収納が、また別室として「納戸」
を設置するなど、収納の充実が図られています。
こまかい工夫も含めて、この家で計画していることをテーマごとに順次紹介していきたいと思いますが、一番のこだわりは、家族のコミュニケーションがたっぷりとれることです。まだ見ぬご家族が、この家でくりひろげるであろう楽しい場面が次から次へと頭に浮かんできます。そんな幸せな気分のなか、いよいよこのプロジェクトはスタートをきりました。
(続く…)
ただ、「かしこい子」と言っても、今や学力だけをとりあげる時代ではなくなってきていることは確かです。大学でもAO入試のように、これまでの一般的な学力試験ではなく、個性や適性を多面的に評価する方法で人材を集めようとするところが増えてきたり、就職においても、企業が一番重視しているのはコミュニケーション能力だと言われています。
結局、学力ももちろん大事ですが、子供たちが日々の生活の中で興味や関心をもったことを追求したり、周りの人とコミュニケーションをたっぷり取りながら成長していくことが、結果的にかしこい子を育てることにつながるような気がします。そして、このことって子供だけでなく、家族みんなが楽しく暮らせるっていうことですね。
そこで、少し整理して
①家族のコミュニケーションがたっぷりとれる
②子供の成長に応じた住環境がととのえられる
③家事が効率的に行えたり、収納が十分あって生活がしやすい
この3点の実現をとおして、高砂建築風「かしこい子が育つ家」をつくることにしました。
その結果出来上がったのが下の図面です。
(ちなみに「若いご夫婦+小学校入学前のお子さんが1~2人」という家族構成を元にしています。)

まずは1階ですが、
・玄関を入ると右手には「土間収納」が設けられています。
ベビーカーや子供の遊び道具、ゴルフバッグ等趣味の道具など気兼ねなく置いておくことが
できます。
・ホールの扉を開けると20帖の「LDK」が広がります。
ここは吹き抜けになっていて、プライバシーを大事にしたい寝室以外、各部屋とコミュニケ
ーションがとれるようになっています。また、リビングの延長として楽しめる広々ウッドデ
ッキが窓の外にひろがっています。
・「キッチン」は食育の場として家族みんなが自由にお料理に参加できるよう、アイランド型
にレイアウトしました。
また、家事をする親とコミュニケーションをとりながら子供たちも楽しく勉強できるよう、
ダイニングの一角を工夫してあります。
・「洗面所・浴室」は家事動線の効率がいいように、キッチンの真横に配置しました。
・「和室」もお子さんが小さいうちは家族みんなで寝られるよう6帖の広さをとりました。
つづいて、オープンな階段をのぼって2階へ上がると、
・そこは「多目的スペース」、子供たちの遊び場としてもいいし、本棚をおいて読書コーナー
にしてもいいし、趣味の宝物を展示するスペースにも…、使い方は無限大です。
・「子供部屋」としても使える洋室をとりあえず1室もうけました。
ただ、部屋の中にいても家族と楽しくコミュニケーションがとれるよう、室内窓をつけてみ
ました。
・先ほどとりあえず1室としたのは、「吹き抜け」に床を張れば、いつでも部屋を増やせるよ
うにしてあるからです。
受験勉強などで、どうしても独立した部屋が欲しいとなったら、それに応じた間取りを簡単
につくれるよう構造的にも工夫されています。
・「寝室」にはウォークインクローゼットや布団もしまえる収納が、また別室として「納戸」
を設置するなど、収納の充実が図られています。
こまかい工夫も含めて、この家で計画していることをテーマごとに順次紹介していきたいと思いますが、一番のこだわりは、家族のコミュニケーションがたっぷりとれることです。まだ見ぬご家族が、この家でくりひろげるであろう楽しい場面が次から次へと頭に浮かんできます。そんな幸せな気分のなか、いよいよこのプロジェクトはスタートをきりました。
(続く…)
2010年11月12日
「かしこい子が育つ家」と向き合ってみる
白い紙と色えんぴつを渡されて、「何でも好きなもの描いていいよ。」って言われるの結構困りません?
住宅会社にこれを当てはめると、「空いている土地があるから、好きな家を建てていいよ。」になるわけです。で、今まさにそんな状況です。
場所は沼津市下香貫の某一角。スーパーやホームセンター、幼稚園、小学校、病院、スィーツの店、イタリアンレストランにも近く、しかも南面道路の角地。ある方から紹介を受け、出かけて行って見た瞬間「いやぁ、ここならいい家が建てられるね!!」で、即決して購入した土地。

忙しくてしばらくそのままになっていましたが、ここに展示場にもなる家を建ててみようかということになり、冒頭のくだりにつながるわけです。
さて、どんな家にしようか?ということでいろいろ相談した結果、せっかく便利な所だし、明るい雰囲気の場所だから、子育てする家族が楽しく生活できるようなイメージの家を考えよう!ということになりました。「子育て」というと、最近よく耳にするのが、「頭のよい子が育つ家」とか、「賢い子が育つ家」などという切り口。テレビや雑誌でも盛んに取り上げられました。

確かに、長い間我々日本人は「子供部屋」とか「書斎」などに代表される「個人を楽しむ部屋」にあこがれをもってきましたが、最近になって「家族で楽しむ」とか、「家族みんながよりよく生きられる」という視点が重要視されるようになってきました。その表れの一つが「かしこい子が育つ家」のような気がします。
勉強に集中できる子供部屋を与えることが大事だとしていた(確かにある年頃からはそれもいえると思いますが)考え方から、親子、兄弟のコミュニケーションを大事にする、そして円滑なコミュニケ―ションのなかで、親も楽しみ、子も育つ、という考えが一般的になりつつあるように思います。
「かしこい子が育つ家」を単に受験に勝ちぬくための教育手段の一つとしてとらえるのではなく、よりよい家族の生き方を実現してくれるものとして考えてみたいと思います。ということで、前置きが長くなりましたが、ここを出発点にして白いキャンバスの家づくりを始めようと思います。
確かに「家は家族によって造られる」のですが、「家によって家族は創られる」というのも、またあることですから。
(次回に続く…)
住宅会社にこれを当てはめると、「空いている土地があるから、好きな家を建てていいよ。」になるわけです。で、今まさにそんな状況です。
場所は沼津市下香貫の某一角。スーパーやホームセンター、幼稚園、小学校、病院、スィーツの店、イタリアンレストランにも近く、しかも南面道路の角地。ある方から紹介を受け、出かけて行って見た瞬間「いやぁ、ここならいい家が建てられるね!!」で、即決して購入した土地。

忙しくてしばらくそのままになっていましたが、ここに展示場にもなる家を建ててみようかということになり、冒頭のくだりにつながるわけです。
さて、どんな家にしようか?ということでいろいろ相談した結果、せっかく便利な所だし、明るい雰囲気の場所だから、子育てする家族が楽しく生活できるようなイメージの家を考えよう!ということになりました。「子育て」というと、最近よく耳にするのが、「頭のよい子が育つ家」とか、「賢い子が育つ家」などという切り口。テレビや雑誌でも盛んに取り上げられました。

確かに、長い間我々日本人は「子供部屋」とか「書斎」などに代表される「個人を楽しむ部屋」にあこがれをもってきましたが、最近になって「家族で楽しむ」とか、「家族みんながよりよく生きられる」という視点が重要視されるようになってきました。その表れの一つが「かしこい子が育つ家」のような気がします。
勉強に集中できる子供部屋を与えることが大事だとしていた(確かにある年頃からはそれもいえると思いますが)考え方から、親子、兄弟のコミュニケーションを大事にする、そして円滑なコミュニケ―ションのなかで、親も楽しみ、子も育つ、という考えが一般的になりつつあるように思います。
「かしこい子が育つ家」を単に受験に勝ちぬくための教育手段の一つとしてとらえるのではなく、よりよい家族の生き方を実現してくれるものとして考えてみたいと思います。ということで、前置きが長くなりましたが、ここを出発点にして白いキャンバスの家づくりを始めようと思います。
確かに「家は家族によって造られる」のですが、「家によって家族は創られる」というのも、またあることですから。
(次回に続く…)